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BOYNEXTDOORの全曲リスト!デビュー曲からOST、カバー曲まで紹介

サラ・チェ (Sara Choi)
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2023年5月に鮮烈なデビューを飾った6人組ボーイズグループ、BOYNEXTDOOR。私が彼らの音楽に初めて触れたとき、その親しみやすさと音楽性の高さに衝撃を受けました。HYBE傘下のKOZエンターテインメントから、プロデューサー兼アーティストであるZICOのもとで誕生した彼らは、「隣の家の少年たち」という名前の通り、私たちの日常に寄り添う物語を歌います。

この記事では、BOYNEXTDOORのデビューから現在までの全楽曲を、アルバムやシングルはもちろん、ドラマのOSTやファンを魅了したカバー曲に至るまで、網羅的に紹介します。彼らがどのように音楽で物語を紡いできたのか、その軌跡を一緒にたどっていきましょう。

BOYNEXTDOORのディスコグラフィー概要

BOYNEXTDOORの楽曲は、韓国と日本でリリースされています。彼らの作品は単なる曲の集まりではなく、一貫した物語を描いているのが特徴です。

韓国でのリリース作品

韓国でのリリースは、デビューからの「初恋3部作」を始め、彼らの成長と共に物語が進化していきます。メンバー自身が作詞作曲に深く関わっているため、楽曲には彼らの等身大の想いが込められています。

リリース日形式アルバムタイトルタイトル曲
2023/05/301st Single AlbumWHO!돌아버리겠다 (But I Like You), One and Only, Serenade
2023/09/041st EPWHY..뭣 같아 (But Sometimes)
2024/04/152nd EPHOW?Earth, Wind & Fire
2024/09/093rd EP19.99Nice Guy
2025/01/06Digital SingleIF I SAY, I LOVE YOU오늘만 I LOVE YOU
2025/05/134th EPNo GenreI Feel Good

日本でのリリース作品

日本での活動も積極的に行っており、日本語バージョンだけでなく、日本オリジナルの楽曲もリリースしています。日本のファン(ONEDOOR)に向けた特別なプレゼントと言えるでしょう。

リリース日形式アルバムタイトルタイトル曲
2024/07/10JP 1st SingleAND,GOOD DAY (日本オリジナル曲)
2025/01/31Digital Single今日だけ I LOVE YOU (Japanese Ver.)今日だけ I LOVE YOU

物語の始まり|初恋3部作を時系列で解説

私が特にファンの皆さんに注目してほしいのが、デビューから続く「初恋3部作」です。この3枚のアルバムは、恋の始まり、別れ、そしてその後の感情までを一つの壮大な物語として描いています。

第1章|恋の始まりと告白『WHO!』

デビューシングル『WHO!』は、恋に落ちた瞬間の高揚感から、悩み、そして告白に至るまでの過程を3曲で表現した作品です。驚くべきことに、収録された3曲すべてがタイトル曲としてプロモーションされました。

돌아버리겠다 (But I Like You)

恋に落ちて理性を失いそうなほどの感情を、エネルギッシュなサウンドに乗せて歌います。ミュージックビデオが最初に公開され、BOYNEXTDOORの物語の幕開けを告げた一曲です。

One and Only

ZICOがプロデュースに参加したこの曲は、好きな相手に自分をアピールする自信に満ちた姿を描きます。洗練されたパフォーマンスは、彼らのスタイリッシュな魅力を際立たせます。

Serenade

友人たちの力を借りて、不器用ながらも一生懸命に愛を伝えるクライマックスの曲です。メンバーのジェヒョンの両親の実体験が歌詞に反映されており、彼らの音楽の「真正性」を象徴しています。

第2章|初めての別れ『WHY..』

1st EP『WHY..』は、初恋の終わりを描く物語の続編です。幸せだった恋がなぜ終わってしまったのか、その理由と向き合う心の葛藤をストレートに表現しています。

뭣 같아 (But Sometimes)

別れた後の怒りや未練といった、ぐちゃぐちゃな感情を隠さずにぶつけるタイトル曲です。ロックテイストのサウンドが、心の叫びを代弁しているかのようです。

Crying

デビュー時の明るさとは対照的に、別れの悲しみを感傷的に歌い上げるバラード曲です。彼らの表現力の幅広さを感じさせます。

ABCDLOVE

恋が終わって空っぽになった心を、アルファベットをなぞらえるように歌うユニークな一曲です。メンバーのテサンが作曲に参加し、グループ内のクリエイティブな連携の深化を示しました。

第3章|恋の終わりと新たな始まり『HOW?』

初恋3部作の完結編となる2nd EP『HOW?』。恋と失恋を経験した少年たちが、その後の複雑な感情に「どのように」向き合っていくのかを描きます。

Earth, Wind & Fire

思い通りにならない恋心を、地球・風・火といった自然の力になぞらえた実験的な一曲です。ハイパーポップと称されるサウンドと、畳み掛けるような高速ラップは圧巻です。

その他の収録曲

「OUR」や「So let’s go see the stars」など、Bサイド曲も物語の重要な要素です。回想、希望、そして受容といった、物語の結末に向かう繊細な感情の旅路が描かれています。

若者のアイデンティティを描く新章

初恋3部作を終えた彼らは、恋愛というテーマからさらに視野を広げ、若者ならではの悩みや成長、そしてアーティストとしてのアイデンティティを探求する新たな物語を紡ぎ始めます。

19.99歳のリアル『19.99』

私が個人的に非常に共感したのが、3rd EP『19.99』です。大人になる一歩手前の、曖昧で特別な瞬間を切り取ったこの作品は、彼ら自身の物語と強くリンクしています。

Dangerous (부모님 관람불가)

「保護者観覧不可」という副題が付けられたこの曲は、若者が夢見る少し危険な逸脱をテーマにしています。パーカッシブでエッジの効いたサウンドがスリリングです。

Nice Guy

EPのタイトル曲であり、19.99歳ならではの「根拠のある自信」をテーマにしたキャッチーな楽曲です。遊び心あふれるパフォーマンスで、多くのファンを魅了しました。

ジャンルからの解放宣言『No Genre』

4th EP『No Genre』は、その名の通り「特定のジャンルに縛られない」という彼らの芸術的なマニフェストです。私が感じるに、これはアーティストとしての成熟と自信の表れです。

I Feel Good

重厚なベースとギターリフが印象的なロック調のタイトル曲です。「意味?テーマ?そんなもの探して何になる?」という歌詞は、理屈を超えた楽しさと解放感を高らかに宣言します。

先行公開曲と収録曲

デジタルシングルとして先行リリースされた「IF I SAY, I LOVE YOU」も収録し、アルバム全体で多様な音楽性を展開します。彼らは既知のスタイルを巧みに組み合わせ、現代の若者の複雑な感情を表現する新しいサウンドを生み出しました。

日本での活動|オリジナル曲と日本語バージョン

BOYNEXTDOORは日本市場にも真摯に向き合っています。単なる翻訳ではなく、日本のファンのために特別なコンテンツを用意している点が、私が彼らを高く評価する理由の一つです。

日本デビューシングル『AND,』

記念すべき日本デビューシングルは、彼らの物語を日本のファンに紹介するための、完璧な構成でした。

日本オリジナル曲「GOOD DAY」

私が最も注目したのは、日本オリジナル楽曲「GOOD DAY」です。初恋3部作の物語の「その後」を描くエピローグ的な内容で、穏やかで前向きなメッセージが込められています。この一曲があるだけで、日本での活動が彼らのキャリアにとって不可欠な一部であることがわかります。

日本語バージョンの楽曲

「One and Only」「Earth, Wind & Fire」「But Sometimes」といった初恋3部作の代表曲の日本語バージョンも収録。これにより、新規ファンも彼らの核心的な物語をすぐに理解できます。

その後の日本リリース

彼らは「IF I SAY, I LOVE YOU」の日本語バージョンをデジタルリリースするなど、継続的に日本のファンへ楽曲を届けています。日本2ndシングル「BOYLIFE」のリリースも決定しており、今後の活動から目が離せません。

アルバム未収録!OSTやカバー曲も網羅

BOYNEXTDOORの魅力は、公式アルバムだけにとどまりません。ドラマのOSTや、多彩なカバー曲を通して、彼らの音楽世界の広がりを感じ取れます。

ドラマやウェブトゥーンを彩るOST

彼らはストーリーテラーとして、様々な映像作品に音楽で貢献しています。

  • Fadeaway|ウェブトゥーン『GARBAGE TIME』OST
  • Lucky Charm|ドラマ『Miss Night and Day』OST
  • Never Loved This Way Before|ウェブトゥーン『Odd Girl Out』OST

これらの楽曲は、彼らの音楽が持つ、物語の感情を増幅させる力を証明しています。

多彩な魅力を見せるカバー曲

私が特に感心するのは、彼らのカバー曲の選曲センスとアレンジ能力です。原曲へのリスペクトと、BOYNEXTDOORらしい個性が両立しています。

原曲アーティスト楽曲名特徴
SEVENTEEN예쁘다 (Pretty U)同じHYBEの先輩への敬意を示しつつ、自作ラップでオリジナリティを発揮しました。
2NE1Lonelyアコースティックアレンジで、メンバーの純粋な歌唱力と表現力を証明しました。
Kristen Anderson-LopezLove Is an Open DoorソンホとイハンによるデュエットはSNSで大きな話題を呼び、彼らの魅力を広く知らしめました。
Creepy NutsBling-Bang-Bang-Born日本のファンミーティングで披露。市場への高い適応能力とサービス精神を見せました。

まとめ

BOYNEXTDOORの全楽曲リストを、デビューからの物語と共に紹介しました。彼らの音楽は、単に聴くだけでなく、その背景にあるストーリーやメンバーの想いを知ることで、さらに深く楽しめます。

私が確信しているのは、BOYNEXTDOORは「隣の家の少年」としての親しみやすさと、ジャンルの枠を超えて挑戦する「アーティスト」としての革新性を両立させている稀有なグループだということです。メンバー自身が楽曲制作の核を担い、自分たちの言葉で物語を紡いでいるからこそ、彼らの音楽は私たちの心に強く響きます。初恋のときめきから、成長の痛み、そして未来への希望まで、彼らが次にどんな物語の扉を開けてくれるのか、これからも大きな期待を持って見守っていきましょう。

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