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BLACKPINK

2025年7月にBLACKPINKが活動休止から再開!再び世界を席巻する理由

サラ・チェ (Sara Choi)
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世界中のBLINK(BLACKPINKのファンの名称)が待ち望んだ瞬間がついに訪れました。約3年間のグループ活動休止期間を経て、BLACKPINKが2025年7月に完全体でカムバックを果たします。私が特に注目しているのは、彼女たちが単に活動を再開するだけではないという点です。

メンバーそれぞれが個人レーベルを設立し、ソロアーティストとして、そして起業家として大きな成功を収めた後の再集結は、これまでのBLACKPINKを遥かに超えるパワーを持つことを意味します。この記事では、なぜ彼女たちが再び世界を席巻するのか、その理由を契約形態の革新性、個々の進化、そして揺るぎないグループの絆という3つの視点から徹底的に解説します。

契約更新とソロ活動|個々の進化がグループを強くする

BLACKPINKの未来を確固たるものにしたのは、2023年12月に締結されたYGエンターテインメントとの新しい契約形態です。この契約こそが、彼女たちの新たな黄金時代の幕開けを告げるものでした。

グループ活動に特化した契約更新の真相

2023年12月6日、YGエンターテインメントはBLACKPINKメンバー4人全員と「グループ活動」に関する専属契約を更新したと発表しました。これは、数ヶ月にわたる市場の憶測に終止符を打つ、歴史的な合意です。

この契約の最も重要なポイントは、範囲がグループ活動に限定されている点です。メンバー個々のソロ活動については別途契約を結ばず、彼女たちに前例のないレベルの自律性を与えました。この戦略的な決断により、YGはワールドツアーやアルバム販売といった最も収益性の高い事業を確保し、メンバーは個々のキャリアを自由に追求できるという、双方にとって最良の結果を生み出したのです。

「別々に、しかし一緒に」戦略とは?

BLACKPINKが採用した新しい活動モデルは、「別々に、しかし一緒に」戦略として知られています。これは、各メンバーが独立してソロ活動を行いながら、グループとして再集結する体制です。

活動休止と見られていた期間は、実際には各メンバーが自身のブランド価値を極限まで高めるための、極めて戦略的な投資期間でした。ソロで得た経験、名声、そして新たなファン層が、グループに還元されることで、BLACKPINK全体のブランド価値を相乗効果で増幅させます。

各メンバーの個人レーベル設立とそのビジョン

メンバーたちは「別々に、しかし一緒に」戦略を具体化するため、次々と自身の会社を設立しました。それぞれのビジョンは、彼女たちの個性を明確に反映しています。

メンバー個人レーベル/事務所掲げるビジョン/焦点
JENNIEODD ATELIER (OA)「普通とは違う方法で注目を集める新しいものを創造する空間」
LISALLOUD「音楽とエンターテインメントにおける私のビジョンを示すためのプラットフォーム」
JISOOBLISSOO「私自身が独自の方法で創造する幸福を分ち合うこと」
ROSÉTHE BLACK LABELプロデューサーTEDDYとの戦略的パートナーシップによるグローバルな音楽活動

ジェニー、リサ、ジスが自身のレーベルを立ち上げ、アーティストから起業家へと華麗な変貌を遂げました。一方でロゼは、長年のプロデューサーであるTEDDYが率いるTHE BLACK LABELと契約し、音楽的信頼関係を基盤としたグローバルな活動を選択しました。この多様性こそが、BLACKPINKの強さの源泉です。

2025年、遂に始動!新曲とワールドツアー「DEADLINE」

個々の活動で世界を驚かせた彼女たちが、満を持してグループとして動き出しました。新曲「JUMP」のリリースと、ワールドツアー「DEADLINE」の開催は、女王の帰還を世界に高らかに宣言するものです。

3年ぶりの新曲「JUMP」が世界を席巻

2025年7月11日にリリースされたデジタルシングル「JUMP」は、彼女たちの健在ぶりを示すどころか、過去の成功を塗り替えるほどのインパクトを与えました。この曲は、グループとして約3年ぶりの新曲です。

リリース直後からチャートを席巻し、米ビルボードの「グローバル200」と「グローバル(米国除く)」の両チャートで初登場1位を獲得しました。さらに、Spotifyの「デイリートップソング・グローバル」チャートでも1位を記録するという快挙を成し遂げ、彼女たちの音楽が世界中でいかに渇望されていたかを証明しました。

史上最大級のワールドツアー「DEADLINE」

新曲のリリースと時を同じくして、ワールドツアー「DEADLINE」がスタートしました。2025年7月のソウル公演を皮切りに、世界中の主要都市を巡ります。

このツアーの規模はまさに圧巻の一言です。ヨーロッパ公演では、パリだけで11万人を動員し、「パリ市がこれまでに見た中で最大級のK-POPスペクタクル」と評されました。前回の「BORN PINK」ツアーが150万人以上を動員したことを考えると、今回のツアーはそれを遥かに上回る、歴史的な記録を打ち立てるでしょう。

なぜBLACKPINKは再び頂点に立てるのか?3つの理由

彼女たちのカムバックは、単なる活動再開ではありません。計算され尽くした戦略と、メンバー一人ひとりの成長、そして強い絆に裏打ちされた、必然的な成功です。私が考える、彼女たちが再び世界を席巻する3つの理由を解説します。

理由1|ソロ活動によるファン層の爆発的拡大

最大の理由は、ソロ活動がグループのファン層を指数関数的に拡大させた点です。各メンバーがそれぞれの分野で新たなファンを獲得しました。

例えば、リサの俳優デビューやRCAレコードからのソロ活動でファンになった人、ジェニーのファッション活動や個人レーベルの音楽に惹かれた人など、入り口は多岐にわたります。これらの新しいファンが、それぞれの「推し」を通じてBLACKPINKという巨大な世界に導かれました。結果として、カムバック時のオーディエンスは、既存のBLINKに4つの強力なソロファンダムが加わった、かつてない規模の集合体となったのです。

理由2|希少性を高める戦略と個々のブランド力

YGエンターテインメントは、カムバックまでの期間を長く設定することで、アーティストの「希少性」を高める戦略を得意としています。今回のソロ活動期間は、この戦略をさらに効果的なものにしました。

グループとしての不在期間が長引く一方で、メンバーはファッションブランドのアンバサダーや起業家として常にメディアに露出し、ブランドの陳腐化を防ぎました。この巧みな露出コントロールにより、グループ再集結の価値は極限まで高まり、カムバックは単なる音楽リリースではなく、世界的な文化イベントへと昇華したのです。

理由3|メンバー間の揺るぎない絆とグループへの誇り

ビジネス戦略がいかに優れていても、メンバー間の信頼関係がなければ成功は長続きしません。彼女たちの発言からは、グループへの深い愛情と揺るぎない絆が伝わってきます。

リサは「私たちはBLACKPINKというグループをとても誇りに思っていますし…疑いの余地はありませんでした。これが私たちの人生です」と語ります。ジェニーも「きっと誰も見たことのない、BLACKPINKの最もパワフルな姿になると思います」と再集結への興奮を隠しません。この共通の想いこそが、彼女たちを一つの強力な集合体として輝かせる原動力です。

まとめ

BLACKPINKの2025年のカムバックは、K-POPの歴史における、そして世界の音楽業界における重要な転換点です。「別々に、しかし一緒に」という革新的なモデルは、アーティストの自律性を尊重しながら、グループとしての価値を最大化する新たな青写真を示しました。

ソロ活動を通じて個々のブランド価値を極限まで高めた4人が再集結した今、そのエネルギーは計り知れません。彼女たちはもはや単なる音楽グループではなく、音楽、ファッション、ビジネスを網羅する多角的なグローバルエンターテインメント帝国です。ワールドツアー「DEADLINE」を駆け巡る彼女たちが、これからどんな新しい歴史を刻んでいくのか、世界中が固唾をのんで見守っています。

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