BTSのメンバーカラー論争に終止符!マイクの色からBT21まで非公式情報を完全網羅

BTSの各メンバーを象徴する「メンバーカラー」は何色なのか。この疑問は、世界中のARMY、つまりBTSファンの間で長年ささやかれてきた大きな関心事です。しかし、驚くことにBTSには事務所が公式に定めたメンバーカラーは存在しません。
それでも、BTSとARMYの間には、メンバーやグループを思い起こさせる豊かな色彩文化が育まれてきました。私がこのテーマで特に伝えたいのは、公式な情報がないからこそ生まれる、ファンとアーティストの特別な絆の物語です。この記事では、ステージで輝くマイクの色から、グループの象徴となった「紫」の意味まで、非公式ながらARMYに愛される色のすべてを解き明かし、長年の論争に終止符を打ちます。
BTSに公式メンバーカラーは存在しない
多くのK-POPグループには、メンバーごとに特定のイメージカラーが設定されていますが、BTSには公式のメンバーカラーやグループカラーがありません。この事実は、新規のファンにとっては少し意外かもしれません。
なぜ公式カラーがないのか?グローバル戦略との関係
BTSに公式カラーがない主な理由の一つは、彼らのグローバルな活動と多様なファン層への配慮にあります。色は国や文化によって、持つ意味やイメージが大きく異なります。ある文化で肯定的な色が、別の文化では否定的な意味合いを持つことも少なくありません。
BTSは、特定の色でメンバーやグループのイメージを固定化することを避けました。これにより、世界中の誰もが先入観なく彼らの音楽やメッセージを受け入れられる普遍性を目指したのです。この戦略は、彼らが特定の地域文化に偏らず、より広い層にアピールするための重要な要素となりました。
ファンダムが育んだ非公式カラー文化
公式カラーが存在しないという事実が、結果的にファンコミュニティにおける色彩文化をより豊かでダイナミックなものにしました。もし事務所が一方的に色を割り当てていれば、それは単なる情報として受け取られるだけだったでしょう。
しかしBTSの場合、ファン自身がメンバーの持ち物や発言、パフォーマンスから「その人らしさ」を感じる色を見つけ出し、共有する文化が生まれました。このファン主導のプロセスが、非公式でありながら強い共通認識を生み出し、メンバーカラーというテーマを巡る解釈を活発にさせてきたのです。
BTSとARMYを繋ぐ特別な色「紫」と「ボラヘ」
BTSの色彩文化を語る上で絶対に欠かせないのが「紫」という色、そして「ボラヘ(보라해)」または「I Purple You」という言葉です。これらは公式の指定ではないにもかかわらず、BTSとARMYにとって最も重要で、愛情に満ちたシンボルとなっています。
「ボラヘ」誕生の感動的な瞬間
この特別な言葉が誕生したのは、2016年11月のファンミーティング「3rd Muster」での出来事です。この日、ARMYはサプライズでペンライトに紫色のカバーを被せ、会場全体を美しい紫の光の海で染め上げました。
この光景に深く感動したメンバーのVさんが、その場で「ボラヘ」という新しい言葉を生み出したのです。Vさんは「皆さん、紫色の意味を知っていますか?虹の最後の色が紫ですよね。だから紫は、相手を信じて、お互いに末永く愛し合おうという意味なんです。僕が今、作りました」と語りました。この言葉は瞬く間に世界中のファンに広まりました。
グループの象徴となった紫の意味
Vさんの言葉によって、紫色は「虹の最後の色」であることから「最後まで一緒に愛し合う」「永遠の愛と信頼」といった深い意味を持つようになりました。「ボラヘ」は「愛してる」という言葉に代わる、BTSとARMYの間だけの特別な愛情表現となったのです。
この「紫」と「ボラヘ」は、単なるファンダム内の流行語に留まりません。BTSのアイデンティティの一部となり、公式コンテンツやグッズにも積極的に取り入れられています。ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングがBTSのために紫色にライトアップされたことも、この色がグループを象徴する色として世界的に認知されている証拠です。
ステージで輝く!メンバー別マイクカラー解説
公式カラーがない中で、ファンが各メンバーを最も強く連想するのが、ステージで使うカスタムマイクの色です。これらの色はメンバーの個性を反映しているとされ、パフォーマンスを彩る重要な要素ですが、これも非公式なものです。色は固定ではなく、時期によって変更されることがあります。
RM|知性とリーダーシップを象徴する「青」
リーダーであるRMさんのマイクは、主に「青」です。青は「コミュニケーション」「創造性」「安定感」を象徴する色とされ、彼の知的なイメージと卓越したリーダーシップに見事に重なります。落ち着いたブルーのマイクは、彼の冷静かつ的確なパフォーマンスを支えています。
JIN|優しさと幸福感を表す「ピンク」
JINさんのマイクカラーとして最も有名なのは「ピンク」です。一時期、アメリカのテレビ番組に出演した際に「ピンクのマイクの彼は誰?」と世界中で話題になったエピソードは、彼の象徴的なアイテムであることを物語っています。ピンクが象徴する「自己愛」「優しさ」「幸福感」は、彼の明るく思いやりのある人柄そのものです。
SUGA|力強さとカリスマの「黒」
SUGAさんのマイクは、クールでシックな「黒」で知られています。黒は「力強さ」「権威」「荘厳さ」を象徴し、彼の作り出す音楽の深みと、ステージ上での圧倒的なカリスマ性を表現しています。BTSのキャラクターであるTinyTANのグッズでも、SUGAのマイクは黒で描かれており、この色の関連性は非常に強いです。
J-HOPE|情熱と希望の「赤」と「シルバー」
J-HOPEさんのマイクは、時期によって「赤」や「シルバー」が使われています。赤は「情熱」「生命力」「活力」を最も強く象徴する色であり、彼のパワフルでエネルギッシュなダンスパフォーマンスにぴったりです。一方で、洗練されたシルバーのマイクも彼のスタイリッシュな一面を引き立てます。
JIMIN|華やかさと豊かさの「ゴールド」
JIMINさんを象徴するマイクカラーは、輝かしい「ゴールド」です。ゴールドや黄色は「喜び」「希望」「自信」「豊かさ」を象徴します。彼のしなやかで美しいダンスと、高音の魅力的な歌声に、ゴールドの輝きはまさにうってつけです。ステージ上での彼の華やかな存在感を際立たせています。
V|唯一無二の存在感を示す「緑」
Vさんのマイクといえば、多くのARMYが「緑」を思い浮かべます。緑のマイクは彼の代名詞とも言えるほど印象が強く、ファンにとっては特別な意味を持ちます。彼が他の色のマイクを使うと、その理由について様々な考察が交わされるほど、緑のイメージは定着しています。
JUNGKOOK|ARMYへの愛を示す「紫」
グループの黄金マンネ(末っ子)、JUNGKOOKさんのマイクは「紫」です。この色は、言うまでもなくBTSとARMYの絆を象徴する特別な色「ボラヘ」から来ています。彼が紫のマイクを手にすることは、グループの精神とARMYへの深い愛情を常にステージ上で示していることの表れです。
メンバー名 | 主なマイクカラー | その他のカラー |
RM | ブルー | シルバー |
JIN | ピンク | ホワイト |
SUGA | ブラック | シルバー |
J-HOPE | レッド、シルバー | ミントグリーン |
JIMIN | ゴールド | – |
V | グリーン | レッド、グレー |
JUNGKOOK | パープル | – |
マイクだけじゃない!非公式カラーの様々な側面
メンバーと色との関連性は、ステージ上のマイクだけに留まりません。ファンの間では、他の要素も非公式なメンバーカラーとして認識され、楽しまれています。
誕生日を彩る「バースデーカラー」
一つは「バースデーカラー」です。これは、BTSの公式SNSがメンバーの誕生日に投稿するお祝い画像で使われるテーマカラーに由来します。毎年恒例であるため、ファンにとってはマイクカラーと並んでメンバーを象GENTILINIする色として親しまれています。
メンバー名 | バースデーカラー |
RM | グリーン |
JIN | イエロー |
SUGA | オレンジ |
J-HOPE | ブルーパープル |
JIMIN | ローズ |
V | パープル |
JUNGKOOK | ライトブルー |
BT21キャラクターに反映されたカラー
BTSメンバーがデザインに参加したLINE FRIENDSのキャラクター「BT21」も、それぞれ明確なカラーリングが施されています。BT21の色は公式グッズなどで一貫して使われているため、安定した色の手がかりとなります。例えば、RMさんのマイクカラーである青は、彼のキャラクター「KOYA」の色とも一致しています。
変化する色とファンの視点
マイクの色などが時折変わることは、ファンにとって大きな関心事です。ファンは単に色の変化を認識するだけでなく、その背後にある意味を積極的に探求します。「新しいアルバムのコンセプトに合わせたのでは?」「メンバーの心境の変化かも?」といった考察が交わされること自体が、ファン文化の醍醐味です。
この色の変化は、メンバーが固定されたイメージに縛られず、常に進化し続けるアーティストであることを示しています。彼らが持つ芸術的な自由の表れとも言えるでしょう。
まとめ|BTSならではの色彩文化を受け入れよう
BTSのメンバーカラーを巡る旅は、単純な色のリストでは終わりません。公式に定められた色はないものの、そこにはBTSとARMYが共に紡いできた、豊かで愛情深い物語が存在します。グループの象徴である「紫」、メンバーの個性を映し出す「マイクカラー」、これらはすべて非公式だからこそ特別な意味を持つのです。
私が思うに、BTSのメンバーカラーに関する問いの本当の答えは、固定された一覧表の中にはありません。それは、変化し、進化し続ける、このダイナミックなファン文化そのものの中にあります。これらの非公式な色の背景を理解することは、BTSとARMYのユニークな関係性を知り、ファンとしての楽しみを一層深めることに繋がります。決まった色がないからこそ、私たちは無限の物語を想像し、共有することができるのです。