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【HMA2024】第32回ハントミュージックアワード受賞者一覧と結果速報

サラ・チェ (Sara Choi)
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2025年2月15日から16日にかけて、ソウルの奨忠体育館で「第32回ハントミュージックアワード(HMA 2024)」が開催されました。私はこの授賞式の結果を詳細に分析し、単なる人気投票ではなくK-POP市場の劇的な構造変化を感じ取っています。

世界唯一のリアルタイム音楽チャートであるハントチャートのデータは、コアファンダムの実需と大衆の動向を正確に映し出す鏡です。本記事では、受賞結果から見えてくる「第5世代の台頭」や「バーチャルアイドルの定着」といった最新トレンドを徹底的に解説します。

大賞4部門の結果から見るK-POPの頂点

HMA 2024の最高栄誉である4つの大賞は、現在のK-POPシーンを牽引する4組のアーティストに授与されました。これらの受賞は、各アーティストが2024年において達成した業績の多様性と、K-POP市場が重視する価値観の変遷を象徴しています。

ベストアーティスト賞とベストアルバム賞の覇者

ベストアーティスト賞を受賞したのはaespaです。彼女たちの1stフルアルバム『Armageddon』および先行タイトル曲「Supernova」は、韓国内の主要音源チャートで長期間1位を独占する社会現象級のヒットとなりました。

私は、aespaが「쇠맛(鉄の味)」と形容されるより直感的かつ聴覚的な快感を追求した音楽性へシフトした点が勝因だと考えます。ハントチャートにおけるアルバム販売量はガールズグループとしてトップクラスであり、音源と音盤の双方が強かったことが決め手です。

ベストアルバム賞はSEVENTEENの『SPILL THE FEELS』が獲得しました。デビュー10年目を目前に控えながらも、初動販売量において数百万枚単位の記録を打ち立て、物理アルバム市場を牽引し続けています。

日本や中国だけでなく、欧米市場での新規ファン流入により、その成長曲線は依然として上昇を続けています。ウジを中心とした自主制作体制が生み出す楽曲の信頼性が、購買層の心を掴んで離しません。

ベストソング賞とベストパフォーマンス賞の評価点

ベストソング賞には、(G)I-DLEの「Fate」が選ばれました。当初はアルバムのサブ曲でしたが、プロモーション活動なしでチャートを逆走し1位を獲得した異例の楽曲です。

2000年代のJ-POPやアニメソングを彷彿とさせるバンドサウンドを取り入れたことが、大衆の心を掴みました。強烈なビートが飽和状態にある中で、リスナーが「聴き心地の良い音楽」を求めているトレンドを的確に捉えています。

ベストパフォーマンス賞はTOMORROW X TOGETHER(TXT)が受賞しました。彼らのパフォーマンスは、単なるダンスの同期性を超え、アルバムの物語を体現する総合芸術として評価されています。

2024年に成功させた大規模なワールドツアーの実績も、この受賞を後押ししました。繊細な表現と爆発的なエネルギーの緩急は、第4世代ボーイズグループの中で明確な差別化要因となっています。

本賞受賞者から読み解く3つの市場トレンド

本賞である「Artist of the Year」は、年間を通じて総合的に優れた成果を挙げたアーティストに授与されます。ここにはベテランから新人、そしてバーチャルアイドルまで、多岐にわたるアーティストが名を連ねました。

第5世代ボーイズグループの台頭とイージーリスニング

RIIZE、TWS、ZEROBASEONEの本賞受賞は、「第5世代」と呼ばれる新人ボーイズグループが完全に定着したことを示しています。彼らは、複雑でダークな世界観が主流だった第4世代のトレンドに対し、新しいアプローチで市場を切り開きました。

RIIZEの「Emotional Pop」やTWSの「Boyhood Pop」は、大衆にとって非常に聴きやすい音楽です。私は、彼らの成功が「イージーリスニング」と「清涼感」という要素が現在の市場で有効であることを証明したと考えます。

バーチャルアイドルのメインストリーム化

PLAVEの本賞受賞は、K-POP産業における歴史的な転換点といえます。モーションキャプチャ技術とリアルタイムレンダリングを駆使し、メンバーが実在の人間のようにファンと交流するスタイルを確立しました。

彼らのアルバム販売量や音源成績は、実在の人気アイドルグループと遜色ないレベルに達しています。ファンが愛するのは物理的な実体ではなく、キャラクターの魅力と音楽、そして双方向のコミュニケーションであることを示唆しています。

バンドサウンドの復権と多様性

DAY6の受賞は、韓国音楽市場におけるバンドサウンドへの渇望を反映しています。アイドルグループのダンスパフォーマンスが主流の市場において、楽器演奏と生歌による「ライブ感」を提供する彼らは圧倒的な強さを誇ります。

「Time of Our Life」などの過去曲がチャートを逆走し、国民的な人気を獲得しました。この現象は、QWERやXdinary Heroesといった後続のバンドグループにも道を切り開いています。

グローバル展開と次世代スターの勢力図

HMA 2024では、大陸・地域ごとの詳細な部門賞が設けられ、K-POPのグローバルな影響力が可視化されました。ここでは、地域別の強者と注目の新人について解説します。

地域別グローバルアーティスト賞の分析

各地域で最も影響力を持ったアーティストは以下の通りです。この結果から、どのアーティストがどの国で支持されているかが明確に分かります。

地域受賞者分析要点
北米TOMORROW X TOGETHERBillboard 200での1位や大規模フェス出演が評価されました
南米ロゼ(BLACKPINK)ブラジル等での絶大な支持とソロ曲の世界的ヒットが要因です
欧州ジミン(BTS)英国オフィシャルチャートでのロングランヒットが証明しました
アジアPLAVEウェブトゥーン文化と親和性の高い地域で受容されています
オセアニアヨンジュン(TXT)ソロ活動やファッションアイコンとしての側面が支持されました
アフリカATEEZ新興市場での開拓精神と強烈なパフォーマンスが評価されました

新人賞と次世代を担うグループたち

新人賞(Rookie of the Year)は、男性部門でNCT WISH、女性部門でILLITが受賞しました。大手事務所のプロデュース力と、デビュー直後からの話題性が結果に直結しています。

私が注目するのは、中小事務所ながら成果を残したグループです。「Global Rising Star」を受賞したtripleSは、ファン参加型のシステムで熱狂的な支持を得ました。

「Emerging Artist」を受賞したARTMSは、元LOONAのメンバーによる再結成グループです。苦難を乗り越えて再びシーンに現れた彼女たちのストーリー性が、既存ファンダムの結束を強めました。

第32回ハントミュージックアワード受賞者一覧(まとめ)

ここでは、HMA 2024の主要な受賞者を一覧表で紹介します。推しのアーティストがどの賞を受賞したか、ぜひ確認してみてください。

部門受賞者
ベストアーティスト(大賞)aespa
ベストアルバム(大賞)SEVENTEEN
ベストソング(大賞)(G)I-DLE
ベストパフォーマンス(大賞)TOMORROW X TOGETHER
今年のアーティスト本賞aespa、Stray Kids、TXT
(G)I-DLE、LE SSERAFIM
ENHYPEN、SEVENTEEN
RIIZE、PLAVE、DAY6
TWS、IVE、NCT DREAM
NewJeans、ZEROBASEONE
ヨンタク
新人賞(男性)NCT WISH
新人賞(女性)ILLIT
グローバル・ジェネレーション・アイコン(G)I-DLE
ベスト・トレンド・リーダーRIIZE
トップ・ツーリング・アーティストTOMORROW X TOGETHER
グローバル・ライジング・スターtripleS
エマージング・アーティストARTMS
ポスト・ジェネレーション賞EPEX
ザ・モスト・プライム・ソロミンニ((G)I-DLE)
グレート・メール・アーティストジェジュン
特別賞(バラード)イ・ムジン
特別賞(ヒップホップ)RM(BTS)
特別賞(バンド)DAY6
特別賞(トロット)ヨンタク
WhosFandom賞OH MY GIRL、イム・ヨンウン

今後のK-POP市場の展望まとめ

第32回ハントミュージックアワードの結果は、2024年のK-POP産業が「拡張」と「深化」のフェーズにあることを明確に示しました。北米や欧州だけでなく、南米やアフリカまで消費圏が拡大し、バーチャルアイドルやバンド音楽といったサブジャンルがメインストリームに浮上しています。

aespaとSEVENTEENの大賞受賞は、依然として強固な世界観とファンダムとの絆がビジネスの根幹であることを証明しました。一方で、(G)I-DLEやDAY6の成功は、リスナーが聴覚的な心地よさや共感を求めていることを示唆しています。

2025年は、第5世代が先輩グループの牙城を崩し、トップティアに入れ替わる世代交代が決定的になるでしょう。今回の受賞結果を参考に、ぜひ新しい推しグループを見つけてみてください。

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