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【2025】i-dle(アイドゥル)の歴代アルバムをデビュー作から最新作まで一挙紹介!

サラ・チェ (Sara Choi)
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K-POPシーンにおいて、自らの手で音楽を創造する「セルフプロデュースアイドル」として確固たる地位を築いているi-dle(アイドゥル)。彼女たちは単なるパフォーマーではなく、自分たちの物語を音楽で表現する真のアーティスト集団です。デビュー以来、リーダーのソヨンを中心に、ミンニ、ウギも作詞作曲の才能を開花させ、そのディスコグラフィは芸術的進化の記録そのものといえます。

私が特に注目しているのは、彼女たちのキャリアを貫く「I」シリーズです。このシリーズは、アイデンティティの探求とエンパワーメントという一貫したテーマを掲げ、聴く者に深い感銘を与えます。この記事では、2025年に大きな節目を迎えたi-dleのデビュー作から最新作までの全アルバムを、その背景やコンセプトと共に徹底解説します。

i-dle(アイドゥル)の新たな幕開け|グループ名の変更

2025年5月1日、デビュー7周年という記念すべき日に、彼女たちはグループ名を(G)I-DLEから「i-dle」(アイドゥル)へと変更したことを発表しました。この変更は、彼女たちの次なるステージへの決意表明であり、リブランディングの一環です。

「(G)」と「()」をなくした意味

今回のグループ名変更には、2つの重要な意味が込められています。

  • 「(G)」の削除|これまでの「(G)」は「Girl(女の子)」を意味していましたが、これを取り除くことでジェンダーの枠に捉われない、より自由なアイデンティティを確立する意志を示しています。
  • 「()」の削除|区別や強調を意味する括弧をなくすことで、限界のない自由な音楽とコンセプトを追求していくという強い意志の表れです。

この変更は、彼女たちが常に進化し続けるアーティストであることを証明しています。

新たなロゴとシンボル

グループ名の変更に伴い、ロゴとシンボルも一新されました。新しいロゴはシンプルな小文字の「i d l e」で構成されています。

シンボルは、5つの「i」が集まってアスタリスクの形を成すデザインです。これは個性豊かな5人のメンバーが一つになり、統合されたi-dleとして生まれ変わることを象徴しています。2024年12月にメンバー全員が事務所と再契約を完了しており、このリブランディングは彼女たちの輝かしい未来への新たなスタートです。

i-dleの歴代アルバム|韓国リリース作品

ここでは、i-dleが韓国でリリースしたアルバムを年代順に紹介します。彼女たちの音楽的変遷と、各時代で確立してきたコンセプトの深さを感じ取ってください。

創世記(2018年~2019年)|アイデンティティの確立

デビュー直後から、彼女たちはセルフプロデュースという確固たるアイデンティティを掲げ、K-POP界に衝撃を与えました。この時期の作品は、i-dleというグループの基盤を築いた重要なものばかりです。

1st Mini Album『I am』

リリース日2018年5月2日
タイトル曲LATATA

デビュー作『I am』は、i-dleの存在を世に知らしめた記念すべきアルバムです。リーダーのソヨンが作詞作曲を手掛けたタイトル曲「LATATA」は、新人グループとしては異例の大ヒットを記録しました。この成功は、彼女たちのセルフプロデュース能力が本物であることを証明し、その後の活動の礎を築いたのです。

No.タイトル
1LATATA
2달라 ($$$)
3MAZE
4DON’T TEXT ME
5알고 싶어
6들어줘요

1st Digital Single『Hann (Alone)』

リリース日2018年8月14日
タイトル曲Hann (Alone)

デビュー曲のヒットに甘んじることなく、彼女たちは「Hann (Alone)」で新たな音楽性に挑戦しました。印象的な口笛のメロディが特徴的なこの曲は、i-dleの芸術的な野心とジャンルに捉われない姿勢を明確に示しています。デジタルシングルという形態で実験的なサウンドを提示し、ファンの期待をさらに高めることに成功しました。

2nd Mini Album『I made』

リリース日2019年2月26日
タイトル曲Senorita

『I am』(私は存在する)から『I made』(私が創造した)へと続くタイトルは、彼女たちの主体性への進化を象徴しています。ラテンポップ調のタイトル曲「Senorita」で音楽性の幅広さを見せつけました。このアルバムでは、ミンニが初めて自作曲「Blow Your Mind」を提供し、グループ全体の創造性が開花し始めます。

No.タイトル
1Senorita
2What’s Your Name
3싫다고 말해 (Put It Straight)
4주세요 (Give Me Your)
5Blow Your Mind

2nd Digital Single『Uh-Oh』

リリース日2019年6月26日
タイトル曲Uh-Oh

90年代のヒップホップにインスパイアされた「Uh-Oh」は、これまでの作品から大胆な方向転換を見せた一曲です。この曲で彼女たちは「自信に満ちた強い女性」というイメージを確固たるものにしました。デジタルシングルをジャンル実験の場として活用する、彼女たちの巧みな戦略が光ります。

変革期(2019年~2021年)|コンセプトの深化と拡張

サバイバル番組『Queendom』での圧巻のパフォーマンスを機に、i-dleは芸術的に大きな飛躍を遂げます。より複雑で物語性の高いコンセプトへと移行し、ファンを新たな世界へと引き込みました。

Queendom Final『LION』

リリース日2019年10月25日
タイトル曲LION

「LION」は単なる楽曲ではなく、i-dleのキャリアを語る上で欠かせない一つの「事件」でした。サバイバル番組『Queendom』のフィナーレで披露されたこのパフォーマンスは、彼女たちをトップアーティストの座へと押し上げました。荘厳なコンセプトと圧倒的なステージは、i-dleが持つクリエイティブの深さを全国に知らしめたのです。

3rd Mini Album『I trust』

リリース日2020年4月6日
タイトル曲Oh my god

「自己信頼」をテーマに、ダークで映画的な世界観を構築したのが『I trust』です。タイトル曲「Oh my god」は、その壮大なスケールで多くの音楽ファンを魅了しました。このアルバムには『Queendom』で披露された「LION」も収録され、大きな話題を呼びました。

No.タイトル
1Oh my god
2사랑해 (Luv U)
3Maybe
4LION
5Oh my god (English Ver.)

1st Single Album『DUMDi DUMDi』

リリース日2020年8月3日
タイトル曲DUMDi DUMDi

ダークな世界観から一転、夏にぴったりの爽やかでエネルギッシュなサマーアンセムをリリースしました。この楽曲は、彼女たちがどんなコンセプトも見事に消化できる、音楽的な幅広さを持っていることを証明しています。ミンニとウギが作曲したファンソング「i’M THE TREND」も収録されています。

4th Mini Album『I burn』

リリース日2021年1月11日
タイトル曲HWAA (火花)

別れの痛みを乗り越える過程を、冬、火、花というモチーフで描いたコンセプトアルバムです。この作品ではミンニとウギが複数の楽曲制作に参加し、メンバーのクリエイティブな貢献が飛躍的に増加しました。過去のシングル「Hann (Alone)」と物語が繋がるなど、緻密に構築された世界観は圧巻です。

No.タイトル
1한 (寒) (HANN (Alone in winter))
2화 (火花) (HWAA)
3MOON
4Where is love
5LOST
6DAHLIA

革命期(2022年~2023年)|世界的なブレイクスルー

活動休止期間を経て、彼女たちはセンセーショナルなカムバックを果たします。リリースする楽曲が次々とバイラルヒットを記録し、世界的なスーパースターへと駆け上がりました。

1st Full Album『I NEVER DIE』

リリース日2022年3月14日
タイトル曲TOMBOY

初のフルアルバム『I NEVER DIE』は、i-dleのキャリアを再定義する大成功を収めました。タイトル曲「TOMBOY」は社会現象となるほどのメガヒットを記録し、彼女たちをトップスターの座へと導きます。このアルバムではソヨン、ミンニ、ウギの3人が楽曲制作の中心となり、真の「セルフプロデュースグループ」としての体制を確立しました。

No.タイトル
1TOMBOY
2말리지 마 (Never Stop Me)
3VILLAIN DIES
4ALREADY
5POLAROID
6ESCAPE
7LIAR
8MY BAG

5th Mini Album『I love』

リリース日2022年10月17日
タイトル曲Nxde

「TOMBOY」の成功を受けてリリースされたのが、マリリン・モンローにインスパイアされた『I love』です。タイトル曲「Nxde」は、女性の客体化に対する鋭いメッセージを投げかけ、再びチャートの頂点に立ちました。彼女たちの勢いは誰にも止められません。

6th Mini Album『I feel』

リリース日2023年5月15日
タイトル曲Queencard

Y2Kの雰囲気をまとった軽快なポップロックで、自尊心と自信を歌い上げたアルバムです。タイトル曲「Queencard」は3作連続のナンバーワンヒットとなり、アルバムは初のミリオンセラーを達成しました。先行公開された「Allergy」とミュージックビデオのストーリーが繋がっている点も、彼女たちらしい巧みな演出です。

No.タイトル
1퀸카 (Queencard)
2Allergy
3Lucid
4All Night
5Paradise
6어린 어른 (Peter Pan)

地平線時代(2023年~現在)|グローバルなレガシーの確立

国内での圧倒的な人気を基盤に、グローバルアーティストとしての地位を固めていく時期です。英語アルバムのリリースなど、その活動は世界へと広がっていきます。

1st English EP『HEAT』

リリース日2023年10月5日
タイトル曲I Want That

初の全編英語アルバムであり、欧米市場への本格的な進出を告げる作品です。これまでのセルフプロデュースとは異なり、海外のプロデューサーと協業することで、新たな魅力を引き出しています。グローバルな活動への意欲を感じさせる一枚です。

2nd Full Album『2』

リリース日2024年1月29日
タイトル曲Super Lady

新たなチャプターの始まりを意味する『2』と題された2枚目のフルアルバムです。先行公開曲「Wife」が大きな話題を呼び、アルバムセールスもミリオンを継続しました。このアルバムではミヨンが初めてグループ曲の作詞に参加し、メンバーの創造性の輪がさらに広がっています。

No.タイトル
1Super Lady
2Revenge
3Doll
4Vision
57Days
6나는 아픈 건 딱 질색이니까 (Fate)
7Rollie
8Wife

7th Mini Album『I sway』

リリース日2024年7月8日
タイトル曲Klaxon

パワフルな前作から一転し、Y2Kのレトロな雰囲気を持つ夏らしいコンセプトでカムバックしました。ミヨンとウギが共作したファンソング「Neverland」が収録されており、ファンへの深い愛情が感じられます。

8th Mini Album『We Are』

リリース日2025年5月19日
タイトル曲Good Thing

グループ名を「i-dle」に変更後、初のリリースとなる記念碑的なアルバムです。この作品で、ついにメンバー全員が楽曲制作にクレジットされました。シュファが作詞作曲したバラード曲「If You Want」が収録されたことは、i-dleが「完全体セルフプロデュースグループ」へと進化したことを示す、歴史的な出来事です。

No.タイトル
1Good Thing
2Girlfriend
3Love Tease
4Chain
5Unstoppable
6If You Want (그래도 돼요)
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i-dleの歴代アルバム|日本リリース作品

i-dleは日本でも精力的に活動しており、オリジナル楽曲を含むミニアルバムをリリースしています。日本のファンに向けた彼女たちの特別な思いが詰まった作品たちです。

1st Mini Album『LATATA』

リリース日2019年7月31日
タイトル曲LATATA (Japanese ver.)

記念すべき日本デビューアルバムです。ヒット曲の日本語バージョンに加え、ミンニが作曲した日本オリジナル曲「For You」が収録されている点が特徴です。単なるローカライズに留まらず、メンバーの多才なクリエイティビティを日本のファンに届けたいという強い意志を感じます。

No.タイトル
1LATATA (Japanese ver.)
2Light My Fire
3MAZE (Japanese ver.)
4For You

2nd Mini Album『Oh my god』

リリース日2020年8月26日
タイトル曲Oh my god (Japanese ver.)

日本での2作目となるミニアルバムです。前作に続き、ミンニが作曲した日本オリジナル曲「Tung-Tung (Empty)」が収録されました。日本市場が、メンバーの作曲能力を披露する重要なプラットフォームとなっていることを示しています。

まとめ

i-dleのデビューから最新作までの道のりを振り返ってきました。彼女たちは常に変化を恐れず、セルフプロデュースという武器を手に、独自の音楽世界を切り拓いてきたことが分かります。一枚一枚のアルバムに込められたコンセプトとメッセージは、聴く者の心を強く揺さぶります。

2025年、グループ名を一新し、メンバー全員が楽曲制作に携わる「完全体セルフプロデュースグループ」として新たなスタートを切ったi-dle。彼女たちがこれからどんな音楽で私たちを驚かせてくれるのか、期待は高まるばかりです。これからのi-dleの活動から、ますます目が離せません。

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