『ルセラフィム』メンバーの人気順は?日本と韓国別ランキング

LE SSERAFIM(ルセラフィム)は、BTSを擁するHYBE傘下のSOURCE MUSICからデビューした5人組ガールズグループです。グループ名は「IM FEARLESS」のアナグラムで、「世間の視線に惑わされず恐れずに前に進む」という強い意志が込められています。
彼女たちの魅力は、日本人2名、韓国人2名、韓国系アメリカ人1名という多国籍なメンバー構成にもあります。この多様性が、グローバルな人気を獲得する要因となっています。私が注目しているのは、活動する国によってメンバーの人気順が大きく変動する点です。
今回は、日本と韓国それぞれの最新の人気順ランキングと、その背景にある理由を詳しく解説します。

ルセラフィムの日本での人気順

まず、日本でのLE SSERAFIMのメンバー人気ランキングを見ていきましょう。
日本では、メンバー個々の経歴や日本での活動実績が人気の序列に大きく影響しています。特に日本人メンバー2名の人気は絶大で、グループ全体の知名度を牽引する形です。
1. 宮脇咲良(サクラ)
日本での人気トップは、宮脇咲良(サクラ)です。彼女の人気は他のメンバーと比べても圧倒的で、その背景には10年以上にわたる日本での芸能活動があります。
サクラはHKT48のメンバーとしてキャリアをスタートさせ、IZ*ONEでの活動を経てLE SSERAFIMで3度目のデビューを果たしました。長年の活動で培われたファンとの絆は非常に強く、プロフェッショナルな姿勢から「宮脇プロ」と呼ばれるほどです。日本国内での知名度が抜群に高いため、単独でバラエティ番組に出演するなど、グループの顔として活躍しています。

2. 中村一葉(カズハ)
第2位は、日本人メンバーの中村一葉(カズハ)です。彼女の人気の源泉は、そのユニークな経歴にあります。
カズハは3歳からバレエを学び、オランダ国立バレエアカデミーへの留学経験を持つプロのバレリーナでした。そこからK-POPアイドルへ転身するというドラマチックな物語が、多くの日本人の心を掴みました。デビュー時に公開されたティザー映像で見せた透明感と優雅さは大きな話題となり、特にファッション業界からの評価が高く、多くの雑誌の表紙を飾っています。

3. キム・チェウォン
第3位は、リーダーのキム・チェウォンです。彼女はサクラと共にIZ*ONEのメンバーとして活動していたため、日本でもデビュー前から高い知名度を持っていました。
IZ*ONE時代からのファンがそのままLE SSERAFIMのファンになっており、その実績が日本での人気を強固に支えています。グループのリーダーとして見せるカリスマ性とパフォーマンス能力も、多くのファンを魅了しています。
4. ホ・ユンジン
第4位はホ・ユンジンです。韓国系アメリカ人である彼女は、その高い歌唱力と表現力でグループのパフォーマンスを支える実力派メンバーです。
日本ではサクラやカズハほどの個人知名度はまだありませんが、グループとしての活動を通じて着実にファンを増やしています。特にパフォーマンス中のエネルギッシュな姿と、自身の考えを発信するアーティスティックな側面に魅力を感じるファンが多い印象です。
5. ホン・ウンチェ
第5位はホン・ウンチェです。グループ最年少のメンバーであり、その愛らしいキャラクターで人気を集めています。
日本では他のメンバーに比べて認知度向上がこれからの課題ですが、グループの活動やSNSを通じて見せる天真爛漫な姿が、日本のファンの間でも「可愛らしいマンネ(末っ子)」として親しまれ始めています。
ルセラフィムの韓国での人気順
次に、韓国でのLE SSERAFIMの人気ランキングを見てみましょう。
韓国では、日本とは人気順が大きく異なります。リーダーシップや音楽番組のMCといった韓国内での具体的な役割や活動が、人気の指標に直結する傾向があります。
1. キム・チェウォン
韓国で最も高い人気を誇るのは、リーダーのキム・チェウォンです。彼女の人気は、IZ*ONE時代からのファンベースと、LE SSERAFIMでのイメージチェンジの成功によって確立されました。
IZ*ONE時代の可愛らしいイメージから一転し、LE SSERAFIMでは自信に満ちたカリスマ的なリーダーへと変貌を遂げました。歌もダンスもこなすオールラウンダーとしての実力が高く評価されており、韓国のファンコミュニティでは不動の1位として認識されています。
2. 中村一葉(カズハ)
第2位はカズハで、韓国でもトップクラスの人気メンバーです。彼女の魅力は、その圧倒的なビジュアルと優雅な雰囲気にあります。
韓国のファンや広告業界からは、清純でありながら洗練されたルックスが絶大な支持を受けています。数多くのブランドモデルに起用されており、その商業的価値の高さが人気を証明しています。日本とは異なり、ビジュアル面が特に高く評価されているのが特徴です。

3. ホ・ユンジン
第3位はホ・ユンジンです。彼女は特に女性ファンからの支持が厚いメンバーとして知られています。
メインボーカルとしての卓越した歌唱力に加え、作詞作曲にも参加するアーティストとしての側面が強く支持されています。自身の意見を堂々と発信する姿や、アメリカ育ちのオープンなマインドが「ガールクラッシュ」の魅力として受け入れられています。
4. ホン・ウンチェ
第4位はホン・ウンチェです。彼女は韓国の国民的音楽番組「ミュージックバンク」のMCに抜擢されたことで、認知度と人気が飛躍的に上昇しました。
毎週のようにテレビに出演することで、お茶の間の視聴者に広く顔を知られるようになりました。「マンチェ(マンネ+ウンチェ)」の愛称で親しまれ、明るく元気なキャラクターがグループの新たなファン層開拓に貢献しています。
5. 宮脇咲良(サクラ)
韓国でのサクラの立ち位置は、日本とは少し異なります。彼女には非常に熱心で強力なコアファンダムが存在し、個人アルバムの売上などはトップクラスです。
一方で、一般大衆からの認知度や関心という点では、韓国内で活躍する他のメンバーが一歩リードしている側面があります。これは、彼女の人気が特定のファン層に深く集中していることを示しています。とはいえ、コスメブランドのモデルを務めるなど、その影響力は依然として絶大です。

日本と韓国でのルセラフィムメンバー人気の違い
日本と韓国の人気順の違いを比較すると、各市場の特性が明確に表れています。私が分析するに、人気の理由は国ごとに異なります。
- 日本の特徴|物語性と既知のキャリア重視
- 日本では、サクラの長年のアイドルキャリアや、カズハのバレリーナからの転身といった「物語」が強く支持されます。IZ*ONE出身という経歴も大きなアドバンテージとなります。
- 韓国の特徴|現在の役割とビジュアル重視
- 韓国では、チェウォンのリーダーシップ、ウンチェのMC活動など、現在進行形の役割が人気に直結します。カズハのようなビジュアルの訴求力や、ユンジンのようなアーティスト性も高く評価されます。
この人気の多様性は、LE SSERAFIMの戦略的な強みと言えます。カズハは日韓両国で上位の人気を誇る「架け橋」的な存在であり、サクラは日本市場を確実に押さえ、チェウォンやユンジン、ウンチェは韓国のコアファン層と一般大衆を着実に掴んでいます。
まとめ
LE SSERAFIMのメンバー人気順は、日本と韓国で異なる結果となりました。これは、各メンバーが持つ独自の魅力が、それぞれの国の文化やファンの嗜好に合わせて異なる形で評価されている証拠です。
- 日本人気順|1位 サクラ、2位 カズハ、3位 チェウォン
- 韓国人気順|1位 チェウォン、2位 カズハ、3位 ユンジン
メンバーそれぞれが異なる市場で強みを発揮し、シナジーを生み出すことで、LE SSERAFIMはグループ全体として強固な人気を築いています。彼女たちの今後のグローバルな活躍から目が離せません。