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ミュージックバンクの歴代MC

ミュージックバンク
サラ・チェ (Sara Choi)

K-POPファンなら誰もが知っている長寿音楽番組「ミュージックバンク」。毎週金曜日の夕方を彩るこの番組の魅力は、出演アーティストのパフォーマンスだけではありません。

私が思うに、番組の「顔」ともいえるMCの存在が、その人気を支える大きな要因です。彼らは単なる番組の進行役ではなく、K-POPのトレンドを映し出し、時には新たなスターを生み出す重要な役割を担っています。

この記事では、1998年の放送開始から現在に至るまで、ミュージックバンクを彩ってきた歴代のMCたちを、その時代の背景と共に詳しく紹介します。

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ミュージックバンクの歴代MC

ここでは、1998年から現在までの歴代MCを紹介します。あなたがK-POPに夢中になった時代のMCは誰だったか、懐かしい名前が見つかるかもしれません。

1代目|リュ・シウォン、キム・ジホ

1998年6月16日〜

ミュージックバンクの初代MCとして、リュ・シウォンとキム・ジホが務めました。彼らは番組の立ち上げから中心となり、その後の番組の方向性を確立する重要な役割を果たしました。

2代目|リュ・シウォン、ファン・ユソン

1998年10月13日〜

2代目のMCとして、リュ・シウォンが続投し、新たにファン・ユソンが加わりました。二人の化学反応は視聴者に新鮮な風をもたらし、番組の人気をさらに高めることに寄与しました。

3代目|キム・スンヒョン、ファン・ユソン

1999年5月4日〜

3代目では、キム・スンヒョンが新MCとして登場し、ファン・ユソンと共に進行しました。キム・スンヒョンの明るいキャラクターが番組に新しいエネルギーをもたらしました。

4代目|ジュ・ヨンフン、ファン・ユソン

1999年7月20日〜

ジュ・ヨンフンが新たにMCに加わり、ファン・ユソンとともに、よりダイナミックな進行を見せた時期です。ジュ・ヨンフンの落ち着いた進行が好評でした。

5代目|ジュ・ヨンフン、キム・ギュリ

1999年12月28日〜

ジュ・ヨンフンが続投し、新たにキム・ギュリが加わりました。二人のバランスの取れた進行が、番組の安定感を保つ要因となりました。

6代目|イ・フィジェ、ソン・ヘギョ

2000年5月2日〜

この代では、イ・フィジェとソン・ヘギョがMCを務め、特にソン・ヘギョの美しさとカリスマが注目されました。

7代目|イ・フィジェ、イ・ナヨン

2000年10月12日〜

イ・フィジェが続投し、新たにイ・ナヨンが加わり、番組に新しい風を吹き込みました。イ・ナヨンの明るい笑顔が、視聴者に愛されました。

8代目|イ・フィジェ、キム・ボギョン

2001年5月3日〜

イ・フィジェが長期間MCを務めた中で、キム・ボギョンと共に進行。彼女の新鮮な魅力が光りました。

9代目|イ・フィジェ、キム・ギュリ

2001年10月11日〜

イ・フィジェとキム・ギュリが再びタッグを組み、安定感と新鮮さを兼ね備えた進行を展開しました。

10代目|イ・フィジェ、キム・ミンジョン

2002年4月25日〜

キム・ミンジョンが新MCとして加わり、彼女の洗練された進行が番組に新たな活力をもたらしました。

11代目|ピ、シュー

2002年10月31日〜

アーティストとしても名高いピと、シューの組み合わせは非常に画期的で、彼らのエネルギッシュな進行が多くのファンを魅了しました。

12代目|チョンジン、シュー

2003年2月6日〜

チョンジンが新MCとして加わり、シューと共に、よりダイナミックなショーを展開しました。チョンジンのステージ上での経験が進行に生かされていました。

13代目|チェ・ジョンウォン、パク・チョンア

2003年6月26日〜

チェ・ジョンウォンとパク・チョンアの組み合わせは、視聴者に新しいスタイルを提供しました。二人の異なる個性が番組に新しい風を吹き込んだ時期です。

14代目|チソン、パク・ウネ

2004年6月18日〜

チソンとパク・ウネのコンビは、その演技力を活かした進行で、多くの視聴者に感動を与えました。

15代目|ナムグン・ミン、ソ・イヒョン

2004年11月12日〜

ナムグン・ミンとソ・イヒョンは、それぞれのドラマでの活躍を背景に、MCとしても高い評価を受けました。

16代目|チ・ヒョヌ、キム・ボミン

2005年5月8日〜

若手のチ・ヒョヌとキム・ボミンがMCを務めることで、より若い世代の視聴者を番組に引きつけることに成功しました。

17代目|カン・ギョンジュン、パク・キョンリム

2005年11月6日〜

カン・ギョンジュンとパク・キョンリムの組み合わせは、そのユーモアと温かみのある進行で、番組に家族向けの雰囲気をもたらしました。

18代目|カン・ギョンジュン、チャン・ヒジン

2006年3月26日〜

カン・ギョンジュンが続投し、新たにチャン・ヒジンが加わりました。二人の異なる魅力が見事に融合しました。

19代目|ハハ、イ・ソヨン

2006年11月26日〜

ハハのユニークなキャラクターとイ・ソヨンの美しさが組み合わさり、非常にエンターテイニングな進行が展開されました。

20代目|ハハ、イ・ヒョンジ

2007年4月8日〜

ハハが続投し、新たにイ・ヒョンジが加わることで、さらに楽しい雰囲気の中で音楽ショーが進められました。

21代目|TABLO、キム・サンウン

2008年2月15日〜

TABLOの音楽的バックグラウンドとキム・サンウンの明るい進行が、新しいスタイルのミュージックバンクを作り上げました。

22代目|TABLO、ミン・ソヒョン

2008年5月23日〜

TABLOが続投し、ミン・ソヒョンと共に、彼らの音楽的な理解と情熱が視聴者に新鮮な体験を提供しました。

23代目|ユ・セユン、ソ・イニョン

2008年8月29日〜

ユ・セユンとソ・イニョンのコンビは、彼らのコメディアンとしての背景を活かしたユニークな進行で、番組に新しい息吹を吹き込みました。

24代目|ユ・セユン、パク・ウニョン

2009年1月16日〜

ユ・セユンが続投し、パク・ウニョンと共に、さらに幅広い視聴者層を引きつけることに成功しました。

25代目|ソン・ジュンギ、ソ・ヒョリム

2009年8月7日〜

俳優としても高い評価を受けているソン・ジュンギとソ・ヒョリムがMCを務め、その美しさとカリスマが光りました。

26代目|ヒョヌ、キム・ミンジ

2010年12月3日〜

新進気鋭のヒョヌとキム・ミンジが新たなMCとして登場し、若々しいエネルギーが番組に新たな風を吹き込みました。

27代目|ヒョヌ、ユイ

2011年10月28日〜

ヒョヌが続投し、アイドルグループ出身のユイが加わることで、彼女のファン層を番組に引き込むことに成功しました。

28代目|イ・ジャンウ、ユイ

2012年1月6日〜

イ・ジャンウが新たなMCとして登場し、ユイと共に進行。二人の相性が良く、番組の魅力をさらに引き出しました。

29代目|チョン・ジヌン、パク・セヨン

2013年4月12日〜

チョン・ジヌンとパク・セヨンの若々しいコンビは、新しい視聴者層をターゲットにした番組のリフレッシュに貢献しました。

30代目|パク・ソジュン、ユン・ボラ

2013年10月25日〜

俳優パク・ソジュンとアイドルのユン・ボラが、それぞれの異なる魅力を生かしたMCとして活躍しました。彼らの化学反応が番組に新たな動きを見せました。

31代目|パク・ボゴム、アイリーン

2015年5月1日〜

俳優のパク・ボゴムとアイドルのアイリーンが、その美しさと人気をバックに、番組を新たな高みに引き上げました。

32代目|カン・ミンヒョク、ソルビン

2016年7月1日〜

カン・ミンヒョクとソルビンの組み合わせは、彼らの若々しさとエネルギーが、特に若い視聴者に好評でした。

33代目|イ・ソウォン、ソルビン

2016年11月11日〜

イ・ソウォンが新たにMCとして加わり、ソルビンと共に、よりフレッシュでダイナミックな進行を展開しました。

34代目|チェ・ウォンミョン、ケイ

2018年6月15日〜

チェ・ウォンミョンとケイの組み合わせは、番組に新しい色彩をもたらし、多くの視聴者に新しい体験を提供しました。

35代目|ボミン、シン・イェウン

2019年7月5日〜

若手のボミンとシン・イェウンがMCを務めることで、番組はさらに若い層の視聴者を魅了しました。

36代目|スビン、アリン

2020年7月24日〜

スビンとアリンの若々しいエネルギーと、彼らのアイドルとしての魅力が、番組に新たな活力を注入しました。

37代目|ソンフン、チャン・ウォニョン

2021年10月8日〜

ソンフンとチャン・ウォニョンの組み合わせは、それぞれの異なる背景からの経験が生かされ、視聴者に新しい魅力を提供しました。

38代目|イ・チェミン、チャン・ウォニョン

2022年9月30日〜

イ・チェミンが新たにMCとして登場し、チャン・ウォニョンと共に、彼らの相互作用が番組に新たな魅力を加えました。

39代目|イ・チェミン、ホン・ウンチェ

2023年2月10日〜

最新のMCとしてイ・チェミンが続投し、新たにホン・ウンチェが加わりました。二人の新鮮な組み合わせが、番組に新しい風をもたらしています。

40代目|ムン・サンミン、ホン・ウンチェ

2024年5月31日〜

41代目|ムン・サンミン、ミンジュ

2024年10月4日〜

ミュージックバンクのMC|特別な役割とその歴史

ミュージックバンクのMCは、K-POP界において非常に名誉あるポジションとして知られています。その役割は時代と共に変化し、常に注目を集めてきました。

時代を映す鏡|歴代MCの変遷

ミュージックバンクのMCの歴史を振り返ると、その時々の韓国エンターテインメント業界のパワーバランスが見えてきます。番組初期は、すでに高い知名度を持つ俳優や女優がMCを務め、番組に権威を与えていました。

やがて、その役割は将来有望な若手俳優やアイドルの「登竜門」へと変化します。この番組のMCを務めることが、スターダムへの階段を駆け上がるための大きな一歩となりました。そして現在では、世界的に活躍するトップK-POPアイドルのメンバーがMCを務めるのが主流です。

スターへの登竜門|MCがキャリアに与える影響

ミュージックバンクのMCに抜擢されることは、アーティストのキャリアにとって非常に大きな意味を持ちます。毎週、生放送で全国のお茶の間に顔が知られることで、知名度は飛躍的に向上します。

特に、俳優としてキャリアをスタートさせたソン・ジュンギやパク・ソジュン、パク・ボゴムなどは、この番組のMCを経験したことで、より幅広いファン層を獲得し、トップスターへと成長しました。彼らにとって、ミュージックバンクはまさにキャリアを加速させるための重要なプラットフォームだったのです。

MCから見る各時代の特徴

この一覧を見ると、各時代の特徴がよく分かります。

  • 1998年~2000年代後半|大物スターが番組の顔に この時代は、リュ・シウォン、ソン・ヘギョ、ピ(Rain)など、すでにお茶の間で絶大な人気を誇るスターたちがMCを務めました。彼らの存在が、番組の信頼性と人気を確立する上で大きな役割を果たしました。
  • 2009年頃~2016年頃|若手俳優・アイドルの登竜門時代 ソン・ジュンギ、パク・ソジュン、パク・ボゴムといった、今をときめくトップ俳優たちがMCとして抜擢されたのがこの時期です。彼らはこの番組を通じてフレッシュな魅力を発揮し、ファン層を拡大していきました。
  • 2016年頃~現在|グローバルアイドルの時代 Red Velvetのアイリーンを皮切りに、TXTのスビン、OH MY GIRLのアリン、ENHYPENのソンフン、IVEのチャン・ウォニョン、LE SSERAFIMのホン・ウンチェ、そしてILLITのミンジュと、世界的な人気を誇るグループのメンバーがMCを務めています。彼らがMCであること自体が、番組のグローバルなブランド価値を高めています。

記憶に残る!伝説のMCペアとその魅力

ミュージックバンクのもう一つの楽しみは、男女MCが見せる絶妙な「ケミストリー(相性)」です。ここでは、特に視聴者の記憶に強く残っている伝説的なMCペアをいくつか紹介します。

パク・ボゴム & アイリーン|完璧なビジュアルと最高のケミストリー

31代目のパク・ボゴムとRed Velvetのアイリーンは、歴代でも最高のMCペアの一つとして語り継がれています。彼らの非の打ちどころのないビジュアルと、まるで本当のカップルのような甘いやり取りは、毎週金曜日のお楽しみでした。

特に、エイプリルフールにお互いに仕掛けたドッキリや、涙で最終回を締めくくったシーンは、多くのファンの心に焼き付いています。彼らがMCのケミストリーに新たな基準を打ち立てたことは間違いありません。

スビン & アリン(アコン)|親友のような愛されコンビ

36代目を務めたTOMORROW X TOGETHERのスビンとOH MY GIRLのアリンは、ファンから「アコン」という愛称で親しまれました。彼らの魅力は、まるで本当の親友同士のような、自然体で微笑ましいやり取りです。

背の高いスビンと小柄なアリンの身長差も相まって、二人が並ぶ姿は多くの視聴者を癒しました。彼らの最終回には、多くのファンが「アコンロス」に陥ったほどです。

ソンフン & ウォニョン(チャンク)|第4世代を象徴するビジュアルカップル

37代目のENHYPENのソンフンとIVEのチャン・ウォニョンは、「チャンク」カップルとして知られています。彼らは、まさに第4世代K-POPアイドルのビジュアルの頂点を体現するペアでした。

その人形のような完璧なルックスと、プロフェッショナルな司会進行は、グローバルなファン層から絶大な支持を集めました。二人がMCを務めた期間は、K-POPの新たな時代の幕開けを感じさせました。

ミュージックバンクMCの特別な伝統

ミュージックバンクのMCには、いくつかのユニークな伝統があります。これらは番組の名物となっており、視聴者の楽しみの一つです。

新MCの通過儀礼|デビュースペシャルステージ

新しくMCに就任したペアは、その最初の放送でスペシャルステージを披露するのが恒例となっています。これは、視聴者への挨拶代わりであり、二人のケミストリーを初めて披露する場でもあります。

ソンフンとウォニョンが披露したBTSの「Butter」のカバーなど、伝説として語り継がれるステージも少なくありません。このデビューステージは、新しいMCの門出を祝う、華やかな通過儀礼なのです。

いざという時の助っ人|スペシャルMCの存在

レギュラーMCがスケジュールなどの都合で不在の場合、代役として「スペシャルMC」が登場します。このスペシャルMCには、人気のアイドルが起用されることが多く、普段は見られない組み合わせが実現するため、ファンにとっては嬉しいサプライズとなります。

過去にはBTSのジンをはじめ、多くのトップアイドルがスペシャルMCを務め、番組を盛り上げてきました。これは、番組をスムーズに進行させるだけでなく、視聴者に新鮮な楽しみを提供する素晴らしいシステムです。

まとめ

今回は、KBSの人気音楽番組「ミュージックバンク」の歴代MCについて、その歴史や役割、記憶に残る名コンビなどを詳しく解説しました。MCの変遷をたどることで、K-POPのトレンドや韓国エンターテインメント業界の移り変わりが見えてくるのは非常に興味深いです。

単なる司会者という枠を超え、スターへの登竜門として、そしてK-POPの顔として、ミュージックバンクのMCは常に重要な役割を果たしてきました。これからも、どんな新しいスターがこの場所から生まれ、私たちを魅了してくれるのか、毎週金曜日の放送から目が離せません。

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