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SBS歌謡祭

『SBS歌謡祭2021』の視聴方法は?セトリ・出演者【完全ガイド】

サラ・チェ (Sara Choi)
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2021年の冬、K-POPファンにとって待ちに待った音楽の祭典「SBS歌謡大祭典2021」が開催されました。このイベントは、多くのトップアーティストが集結し、華やかなステージを繰り広げる年末の風物詩です。

私がこの記事では、「SBS歌謡大祭典2021」の魅力、特に視聴方法、セットリストのハイライト、そして豪華な出演者たちについて、あなたの知りたい情報を網羅して徹底解説します。

SBS歌謡祭2021とは|「WELCOME」をテーマに掲げた冬の祭典

「SBS歌謡大祭典2021」は、K-POPシーンの1年を締めくくる主要な音楽祭の一つとして、特別な意味合いを持つイベントでした。パンデミックが続く状況下で、エンターテインメント業界が大きな制約を受ける中、希望の光を灯す試みとして開催されました。

基本情報|日時、場所、テーマ

「SBS歌謡大祭典2021」は、2021年12月25日のクリスマスに、韓国・仁川の南洞体育館 (Namdong Gymnasium) で開催されました。この日付自体が、祝祭の雰囲気を一層高めました。この年のテーマは「WELCOME」です。

この「WELCOME」というテーマには、アーティストとファン、音楽と人々が再び「コンタクト」(対面)できる時代への回帰を願う気持ちが込められています。長い「アンタクト」(非対面)の期間を経て、日常への復帰を待ち望む当時の社会全体の心情を反映していました。実際に2年ぶりに有観客での開催が実現したことは、このテーマ性を際立たせました。

MC陣|安定と新鮮さの融合

イベントの顔となるMCには、BOOMさん、SHINeeのKEYさん、そしてITZYのユナさんが抜擢されました。この人選は、経験豊富な安定感とフレッシュな魅力を巧みに組み合わせたものでした。

BOOMさんは前年に引き続きMCを務め、その安定した進行能力は多くの視聴者に安心感を与えました。SHINeeのKEYさんは、グループ活動やソロ活動、ファッション分野でも多彩な才能を発揮しており、その多才ぶりが司会においても期待されました。ITZYのユナさんは、「SBS人気歌謡」のスペシャルMCとしてのスムーズな進行が注目されたばかりで、若手ながらもそのポテンシャルが高く評価されていました。私が感じたのは、この3名のMC陣が「WELCOME」というテーマにふさわしい、抜群のコンビネーションを見せてくれるだろうという期待感でした。

安全への配慮と観客との再会

「SBS歌謡大祭典2021」は、パンデミック下での大規模イベントとして、祝祭的な雰囲気と公衆衛生上の責任との間で慎重なバランスを取る必要がありました。2年ぶりに有観客での開催が実現したことは、その意義を深めると同時に、運営側に高度な安全対策を求めるものでした。

安全なイベント実施のため、出演アーティスト、スタッフ、そして観客全員に対して、ワクチン接種証明またはPCR検査の陰性証明の提示が義務付けられました。会場内での感染防止策として、テレビ視聴者向けには歓声の効果音が使用され、実際の観客に対しては、大声での声援の代わりに力強い拍手を送ることが奨励されました。このような徹底した安全対策は、エンターテインメントの灯を絶やさず、かつ社会的な責任を果たすという、イベント主催者の強い意志を示しています。

SBS歌謡祭2021の豪華出演アーティストとMC陣

「SBS歌謡大祭典2021」の大きな魅力の一つは、その豪華かつ多様な出演アーティストのラインナップでした。この年のK-POPシーンを彩ったトップアイドルから、急速に頭角を現した新人まで、幅広い世代のアーティストが一堂に会しました。

豪華ラインナップ一覧

本イベントには、総勢25組のアーティストが出演しました。その顔ぶれは、NCT 127、NCT DREAM、KEY (SHINee)、NU’EST、Red Velvet、OH MY GIRL、Brave Girls、ASTRO、THE BOYZ、Stray Kids、ATEEZ、ITZY、TOMORROW X TOGETHER、STAYC、aespa、ENHYPEN、IVEといった人気グループでした。

加えて、ソロアーティストとしてWOODZ (チョ・スンヨン)さん、SF9のユテヤンさん、(G)I-DLEのミンニさん、IZ*ONE出身のイ・チェヨンさん、Simon Dominicさん、GRAYさん、LOCOさん、イ・ハイさんといった実力派が名を連ねました。私が特に注目したのは、これほど多くの才能が一つのステージに集結する点です。

グループ/アーティスト名
NCT 127
NCT DREAM
KEY (SHINee)
NU’EST
Red Velvet
OH MY GIRL
Brave Girls
ASTRO
THE BOYZ
Stray Kids
ATEEZ
ITZY
TOMORROW X TOGETHER
STAYC
aespa
ENHYPEN
IVE
WOODZ (チョ・スンヨン)
Yoo Taeyang (SF9)
Minnie ((G)I-DLE)
Lee Chae-yeon (イ・チェヨン)
Simon Dominic
GRAY
LOCO
Lee Hi (イ・ハイ)

ラインナップの特徴と意義

このラインナップは、2021年のK-POPがいかにダイナミックで、多様な才能に満ちていたかを如実に示しています。第2世代から第4世代に至るまで、それぞれの時代を代表するアーティストや、そのDNAを受け継ぐ新しい才能が一つのステージに集結することで、K-POPの歴史の連続性と進化を同時に感じさせる構成となっていました。

特に、デビュー間もないIVEのような新人グループから、長年シーンを牽引してきたSHINeeのKEYさんのようなベテランまでが含まれている点は、世代間の交流や新たな化学反応への期待感を高めました。このような布陣は、単なる人気アーティストの寄せ集めではなく、K-POPの豊かな生態系そのものを提示しようとする意図の表れと解釈できます。

SBS歌謡祭2021のセットリストハイライト|記憶に残るステージの数々

「SBS歌謡大祭典2021」は、そのテーマ「WELCOME」とクリスマスの祝祭的な雰囲気を反映した多彩なステージで構成されました。特に、全出演者によるオープニングや、この時期ならではのキャロルメドレー、そして世代を超えた名曲カバーは、視聴者に強い印象を残しました。

オープニング|全出演者による「All I Want for Christmas Is You」

イベントの幕開けとして、全出演アーティストがマライア・キャリーさんの不朽のクリスマスソング「All I Want for Christmas Is You」をリレー形式で歌唱しました。この演出は、イベント全体のテーマである「WELCOME」とクリスマスムードを一気に高め、視聴者を祝祭空間へと誘う効果的な導入となりました。

多様なグループのメンバーが一つの楽曲を共に歌い上げる姿は、K-POP界の連帯感と、困難な時期を乗り越えて再び集うことのできた喜びを象徴しているようでした。私が感じたのは、このような大規模なコラボレーションが年末の大型音楽祭ならではのスペクタクルであり、個々のパフォーマンスへの期待感を高める役割も果たしたという点です。

K-キャロルメドレー|多彩なクリスマスの表現

オープニングに続き、クリスマスシーズンをテーマにした韓国の有名アーティストたちの名曲(IUさんやSG Wannabeなど)をフィーチャーした「K-キャロルメドレー」が披露されました。このメドレーでは、複数のグループやユニットが特別な組み合わせでパフォーマンスを行い、各アーティストの新たな一面を引き出しました。

Red VelvetとNCT

同じSMエンターテインメント所属の先輩・後輩として、息の合ったステージを披露し、事務所ならではのシナジーを見せました。具体的には、Red Velvetのスルギさんとイェリさん、NCTのテイルさん、ヘチャンさん、チョンロさんがSMTOWNの「Waiting for White Christmas」を歌唱しました。

ATEEZとStray Kids

普段はパワフルなパフォーマンスが印象的な両グループですが、このメドレーでは可愛らしい表情を見せるパフォーマンスを披露し、多くのファンに新鮮な驚きを与えました。Stray Kidsのチャンビンさん、ハンさん、フィリックスさん、スンミンさん、アイエンさんはIUさんの「Merry Christmas Ahead」をカバーしました。

OH MY GIRLとTHE BOYZ

キラキラと輝くクリスマスらしいステージを展開し、祝祭ムードを一層盛り上げました。OH MY GIRLのユアさん、ジホさん、ビニさん、そしてTHE BOYZのサンヨンさん、ヒョンジェさん、チュハンニョンさんがSG WannabeとBrown Eyed Girlsの「Must Have Love」をパフォーマンスしました。

MC陣の参加

MCを務めたBOOMさん、KEY (SHINee)さん、ユナ (ITZY)さんもこのメドレーに参加し、和やかな雰囲気を加えました。彼らはCountry Kko Kkoの「Happy Christmas」を披露しました。このK-キャロルメドレーは、ファンにとって特別な価値を生み出したと言えるでしょう。

伝説の再演|名曲カバーの意義

K-POPの豊かな歴史に敬意を表しつつ、現世代の才能を披露する場として、第2世代アイドルの伝説的な楽曲のカバーも行われました。これらは、世代間の架け橋となり、K-POPの継続性と進化を示す重要な試みでした。

「Fiction」(BEASTカバー)by 第4世代女性アイドル

(G)I-DLEのミンニさん、元IZ*ONEのイ・チェヨンさん、ITZYのリュジンさん、そしてSTAYCのアイサさんという、第4世代を代表する実力派女性アイドル4名が、BEASTのヒット曲「Fiction」をカバーしました。彼女たちはクールなストライプのパンツスーツ姿で登場し、そのパフォーマンスは原曲の持つ魅力を尊重しつつ、女性ならではの繊細さや力強さを加えようとする意欲が感じられるものでした。

「Mirotic」(東方神起カバー)by 第4世代男性アイドル

ASTROのムンビンさん、SF9のユテヤンさん、THE BOYZのジュヨンさん、Stray Kidsのヒョンジンさん、そしてWOODZさんという、ビジュアルと実力を兼ね備えた男性アイドル5名が、東方神起の象徴的な楽曲「Mirotic」を披露しました。「Mirotic」はその中毒性の高いサウンドと高難易度のパフォーマンスで知られます。今回のコラボレーションは、魅惑的で完璧なパフォーマンスと称賛されました。これらのカバーステージは、K-POPの偉大な遺産を次世代が受け継ぐ意義深い試みでした。

SMエンターテインメントのショーケースとNCTのユニークなトランジション

K-POP業界における大手事務所の一つであるSMエンターテインメント所属アーティストたちは、本イベントでも質の高い、特色あるステージを披露し、その存在感を示しました。SHINeeのKEYさんによるソロステージ、Red Velvetのグループステージ及びウェンディさんとジョイさんのソロステージ、そしてNCT U、NCT DREAM、NCT 127といったNCTの各ユニットによるパフォーマンスは、いずれも高い完成度を誇りました。

特に注目されたのは、NCT DREAMの「Hot Sauce」からNCT 127の「Sticker」へと繋がる特別なマッシュアップパフォーマンスでした。この演出は、NCTというブランドが持つ独特の世界観と音楽的多様性を最大限に引き出し、視聴者に強烈な印象を与えました。私が思うに、これはSMエンターテインメントの巧みなブランド戦略を示すものでした。

SBS歌謡祭2021の視聴方法|日本からのアクセス完全ガイド

「SBS歌謡大祭典2021」は、韓国国内だけでなく、世界中のK-POPファンに向けて多角的な放送・配信体制が敷かれました。特に、日本市場への配慮は顕著であり、K-POPのグローバルな人気を示しています。

国内外への放送体制

韓国国内では、SBSを通じて2021年12月25日の18時00分 (KST) から生放送されました。これにより、韓国内の広範な視聴者層がイベントを楽しみました。

国際的なアクセス、特に日本市場においては、複数のプラットフォームが用意されました。これにより、日本のファンもリアルタイムに近い形で、あるいは後日ゆっくりとイベントを堪能することができました。

日本での視聴方法(LaLa TV、TELASAなど)

日本からの視聴方法としては、主に以下の選択肢がありました。私が調べた限りでは、これらの方法で多くの方が視聴したようです。

  • LaLa TV|CS放送「女性チャンネル♪LaLa TV」にて、2021年12月25日16時00分から24時00分(日本時間)まで、同時通訳付きで日本独占生中継されました。後日、2022年2月6日には日本語字幕版も放送されました。
  • TELASA (テラサ)|2022年1月8日より同時通訳付きで日本最速独占配信を開始し、2月7日からは日本語字幕版も提供されました。TELASAは過去のSBS歌謡大祭典のアーカイブも配信しており、ファンにとっては貴重なプラットフォームです。
  • その他のVODサービス|Amazon Prime Video(日本)では、「2021 SBS歌謡大祭典(字幕版)」がレンタルで視聴できました。YouTubeでは公式・非公式を問わず、パフォーマンスのクリップやフル映像が公開されることが多く、ファンが作成した2021年の歌謡大祭典のパフォーマンスを集めたプレイリストも見受けられます。KocowaやRakuten Vikiといったプラットフォームも、過去のSBS歌謡大祭典の配信実績があります。

このような多岐にわたる放送・配信戦略は、K-POPがグローバルなエンターテインメントとして確立している現状を反映しています。特に日本市場に対する手厚い対応は、日本がK-POPにとって依然として重要な市場であることを示しています。

SBS歌謡祭2021の反響とK-POPシーンへの影響

「SBS歌謡大祭典2021」は、開催後も様々なメディアやファンの間で議論を呼び、その年のK-POPシーンにおける重要な出来事として記憶されることとなりました。特に、パンデミック下での大規模イベントとしての意義、個々のパフォーマンスの質、そしてBTSのサプライズメッセージなどが注目されました。

主要な記憶に残る瞬間と傑出したパフォーマンス

複数のメディアレビューやファンの反応から、特に印象的だったパフォーマンスやイベント全体に対する評価が浮かび上がってきます。音楽レビューサイト「The Bias List」は、SBSのステージが同年のKBS歌謡祭よりも規模が大きく、壮大な魅力があったと評価し、生身の観客の存在を好意的に捉えました。

同サイトが特に高く評価したパフォーマンスには、KEYさんの「Helium」 + 「Bad Love」、Stray Kidsの「Winter Falls」 + 「Thunderous (Remix)」、Brave Girlsの「We Ride (Ballad Version)」 + 「Rollin’」 + 「Chi Mat Ba Ram」などがあります。私が特に印象的だったのは、各アーティストがこの日のために用意した特別なアレンジや演出でした。

特別なメッセージ|BTS、遠方からの参加

当日会場に姿を見せることができなかったBTSは、サプライズでビデオメッセージを寄せました。RMさんは「大きな歓声がなくても皆さんの気持ちは伝わっている」と語り、ジミンさんは状況が徐々に良くなっていることへの楽観的な見方を示しました。

SUGAさんはアーティストと観客の距離が縮まっているように感じると述べ、ジョングクさんは再会時には両手を広げて「WELCOME」したいという希望を表明しました。Vさんは皆の健康を願う温かい言葉で締めくくりました。BTSの世界的な影響力を考えると、彼らの不在は大きなものでしたが、このビデオメッセージはファンやイベントに対する彼らの配慮を示すものであり、繋がりを維持するための重要なジェスチャーとなりました。

批評家とファンの視点|賛否両論あるも概ね好意的な評価

「SBS歌謡大祭典2021」に対する評価は、視点によって多少の温度差はあるものの、総じて大規模なK-POPの祭典が無事に開催されたことへの安堵と歓迎のムードに包まれていました。「WELCOME」というテーマと有観客での開催は、パンデミック下でのエンターテインメントのあり方として高く評価されました。

特別なコラボレーションステージやホリデーシーズンならではの演出は、多くの視聴者に喜びを与えました。一方で、年末の大型音楽祭に共通する課題として、一部のパフォーマンスがルーティンに感じられる可能性や、より独創的な再解釈を求める声も存在しました。しかし、困難な状況下でこれほど大規模なイベントを成功させたこと自体が、K-POP業界の底力と適応能力を示すものとして、概ね肯定的に受け止められたと言えるでしょう。

まとめ|SBS歌謡祭2021が残した感動と未来への期待

「SBS歌謡大祭典2021」は、「WELCOME」というテーマの下、パンデミックによって長く断絶されていたアーティストとファンの再会を祝う、感動的かつ象徴的なイベントでした。仁川南洞体育館を舞台に、2021年12月25日のクリスマスに開催されたこの祭典は、BOOMさん、SHINeeのKEYさん、ITZYのユナさんという魅力的なMC陣に導かれ、K-POPの多様性とエネルギーを存分に発揮しました。

総勢25組に及ぶ豪華アーティストラインナップは、第2世代から第4世代までの才能が一堂に会し、K-POPの豊かな歴史とダイナミックな現在地を映し出しました。特に、第4世代アイドルの目覚ましい活躍は、シーンの未来への期待を大きく膨らませるものでした。2年ぶりの有観客開催は、厳格な安全対策のもとで実現し、アーティストとファン双方にとってかけがえのない喜びをもたらしました。全出演者によるオープニングやK-キャロルメドレー、伝説的な楽曲のカバーは、祝祭ムードを高めるとともに、世代を超えたK-POPの魅力を再確認させるハイライトとなりました。日本を含む海外市場への積極的な放送・配信展開は、K-POPのグローバルな影響力と、ファンとの繋がりを重視する姿勢を明確にしました。BTSによるビデオメッセージは、物理的な距離を超えて希望のメッセージを届け、イベントのテーマ性を一層深めました。

私が確信するのは、「SBS歌謡大祭典2021」は単なる年末の音楽イベントに留まらず、パンデミックという困難な時代におけるK-POP業界の回復力と適応能力、そしてファンとの絆の強さを示す重要なマイルストーンであったということです。それは、2021年のK-POPシーンを華やかに締めくくり、来るべき新しい年への希望と期待を力強く「WELCOME」する一夜として、多くの人々の記憶に刻まれました。

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